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天草黒砂糖

天草に江戸時代から伝わる 黒砂糖製法

天草黒砂糖の歴史

今から約250年程前、日本全国で未曾有の大災害が多発し(大火災・大飢饉・大噴火)、天草でも長い間苦しい生活を強いられていました。

それから数十年後の文政3年(1820)、天草郡 赤崎村の「前田市右衛門」は、日増しに困窮疲弊していく村を救うべく、当時高価で貴重な食べ物(薬効)であった「黒砂糖」の製法を学ぶために、単身「鹿児島県 寄田村」に渡りました。

そこで糖業農家の助手として働いていた「秀太郎」(天草市 五和町出身)と協力して、黒砂糖の製糖法を研究しました。
その後天草に戻り、荒地を開墾し、鹿児島から持ち帰った甘蔗(かんしょ・サトウキビ)の苗を植えて、見事な黒砂糖を得ました。

さらに時は流れて、明治元年には天草の黒砂糖生産量は2400トンとなり、その功績により農商務卿の「西郷従道」(西郷隆盛の弟)より表彰を受けました。

(天草市 有明町 「開発史」碑より一部抜粋)

現在の黒砂糖生産

天草に黒砂糖が伝わってから約200年の時が経ち、昭和の頃になっても多くの農家がサトウキビを生産して、サトウキビを絞るために牛に引かせていました。

しかし、昭和41年に天草五橋が開通して舟以外の交通手段が生まれ、流通が良くなった事もあり、時代の流れから黒砂糖の生産者は激減してしまいました。
現在、天草の黒砂糖製糖所は一軒、サトウキビの生産者は兼業農家の方ばかりです。
後継者不足に悩みながらも、天草に伝わる黒砂糖の製法を守るために、今も心を込めて黒砂糖を作っておられます。


黒砂糖生産者 / 濱崎正則さん・サチエさん(妻)
濱崎正則さんご夫妻

(天草市 佐伊津町 天草黒砂糖製糖所 三代目所長)

明治時代に濱崎さんの祖母(みかさん)が創業されてから、代々黒砂糖の製糖を営んでおられます。
現在三代目である濱崎さんも、ご夫婦で「黒砂糖職人」現役です!


煮詰めた黒砂糖の成型 搾ったサトウキビの煮詰め

【製造工程】
1.サトウキビ圧搾 2.サトウキビ搾汁 3.攪拌 4.煮詰め 5.冷却 6.成型

※昔ながらの薪を使った製法です。 軟らかい火が得られ、火力も均一です。

天草黒砂糖の特徴

天草黒砂糖

添加物を一切使用せず、天草で採れたサトウキビだけで作られています。
一般的にお店で買える黒砂糖とは違い、味を調整していないため、とても濃厚な黒砂糖の味わいを楽しめます。
そのまま食べると味がとても濃く、独特の苦味があるので、お料理やコーヒーに入れるのがおすすめです。

弊社では、「黒砂糖のあんこ」に使っております。

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